国からの補助金を一切もらわず、中小企業飲み方となってくれる一般財団法人があります。あんしん財団という団体です。あんしん財団では3つの事業が展開されているといいますが、いったいどのような事業なのでしょうか。
一つ目の事業としては、ケガの補償というものがあります。仕事上のケガはもちろんですが、スポーツ中のケガ、日常生活のケガなど、仕事以外で受傷してしまったケガにたいする補償を行っているそうです。労災ではカバーできない会社負担分の賃金などの財源確保として利用できる補償を備えられるということです。法人の社長や役員、個人事業主など労災の対象とならない人のケガにも対応しているということですので、事業者にとっては非常に嬉しい補償を用意してくれているといえます。
二つ目の事業としては、労働災害防止の取り組みです。事業者としては従業員が働く職場の安全衛生を高めていくことが必要です。安全衛生を高めるために必要となる自主点検に補助金を拠出する。安全衛生向上のための研修会や講演会、セミナーなどを実施するという事業を行っているそうです。従業員の方に安全衛生の知識を身に着けてもらうための視聴覚教材の貸し出しなども行っているそうです。
三つ目の事業としては、福利厚生サービスです。規模が大きな企業では可能な独自の福利厚生サービスも、中小企業にとっては難しい部分があります。ですが、あんしん財団に加入することで、大企業に引けを取らない充実した福利厚生を提供できるようになるようです。従業員だけではなく、社長や役員もこの福利厚生を利用可能ですし、企業として備えておきたい使用者賠償責任保険制度も、この福利厚生サービスの中で備えられるそうです。
あんしん財団に加入すれば、この3つの事業については追加料金なしで利用できるということですので、充実した内容といえそうです。それぞれを個々に加入するよりも、あんしん財団であれば手間をかける必要もないというメリットもでてきます。
従業員の方に対して福利厚生をしっかりと備え、健康面、安全面の配慮もしっかりと行えるのがあんしん財団に加入することで得られるメリットといえそうです。従業員の方だけではなく、企業を経営する社長や役員といった経営陣のケガの備えなども行え、年々高騰する使用者賠償責任にも対応しているそうです。経営者にとっても安心できる要素を備えているのが、あんしん財団の事業といえそうですね。